Pythonの辞書型とは?事例を交えて紹介
Pythonには配列で言うところのリスト型とういものがあります。
これとは別に辞書型というものも存在します。
今回はこのPythonの辞書型についての説明と、どのような場合にPythonの辞書型を使うか事例を交えて紹介していきます。
Pythonの辞書型とは
Pythonの辞書型とはどのようなものを言うのでしょうか?
Rubyでいう連想配列のようなものですが、さくっと理解するために下記にコードを書いていきます。
例えばフルーツを販売するショッピングサイトを作るとして、りんごやオレンジなどにそれぞれの値段を付けていくとしましょう。
fruits = { 'apple':200, 'orange':150, 'banana':100 }
print(fruits)
=> {'apple': 200, 'orange': 150, 'banana': 100}
これでりんごやオレンジ、バナナなどの値段を抽出することができます。
ちなみにこの辞書型で言うと、appleがキー。その値段が値となります。
ここでりんごの値段を表示したい場合には、キーを指定することで値(値段)を取り出すことができます。
fruits = { 'apple':200, 'orange':150, 'banana':100 }
print(fruits['apple'])
=> 200
リストでも同じことができそうだけど・・・
例えば、すべてのフルーツの値段をリストに格納したとしても、リストのn番目にりんごの値段が格納されているのかを調べないといけません。
例では3つしかありませんが、これが100も200ものフルーツを格納していった場合はn番目にxのフルーツの値段が格納されていることを調べるのは現実的ではありませんね。
それよりも直感的に分かるように、キーと値で結びつける辞書型の方が使いやすいということが分かると思います。