ゲーム開発をしたい人必見!Unityとは?ゲーム開発エンジン、Unityを詳しく紹介
ゲームを開発してみたい人は「Unity」というものを聞いたことがある人もいるのでは?
Unityは現在、多くのゲーム開発会社で採用されているゲームエンジンの呼称です。
今回はそのUnityを掘り下げて紹介していきます。
- Unityとはなに?
- Unityの特徴
- Unityが採用されているゲーム
このような内容を掘り下げていきます。特にプログラミング学習の動機がゲームを作ってみたい!という方はUnityについて知っておくと損はないと思います。ぜひ参考にしてみてください。
Unityとは?
Unityとはユニティテクノロジーズ社が開発するゲーム開発エンジンです。
http://japan.unity3d.com/create-games/
Unityの公式サイトではこのような説明があります。
Unity とは統合開発エンジンで、ゲームとインタラクティブな3Dコンテンツ制作のための常識にとらわれない強力な機能を提供します。
グラフィックやサウンドの準備ができたら Unity にインポート。Unity はありとあらゆるフォーマットに対応しています。キャラクターやステージに物理演算を付加し、その場でプレイしながら編集。準備ができたら、PC や Mac をはじめ、Web や iOS、Andoroid、そしてコンシューマー機などにパブリッシュすることができます。
少し解説が複雑なので1つずつ紐解いていきましょう。
まず、Unityが得意とするのが3Dゲームの開発です。
もちろん2Dのゲームも開発できるのですが、空間や物理演算を適用した3Dゲームを制作することができます。
物理演算というのは例えば、ゲーム内に重力がかかったリアルな動きを付けたりすることが可能になります。
またクロスプラットフォームで展開することができるので、例えばパソコン用のゲーム・スマホアプリ用のゲーム・コンシューマー向けのゲーム(PSなど)も開発することができます。
日本のスマホゲーム会社でもUnityが採用されている事例は多いです。国内でUnityを使って開発されているゲームに関しては後述します。
強力なアセットストア機能
またUnityの特徴を語る上で欠かせないのは「アセットストア」の存在。
読んで字の如しで、Unityではアセットストアと呼ばれるお店が展開されています。ここでは、ゲームの背景や効果音、キャラデザインなどが世界中のクリエイターの手によって販売されています。(中には無料のものも)
例えば、あなたが何かのゲームを開発したいとします。横スクロール展開のアクションゲームとしましょう。
ゲームのコンセプトやプログラミングは問題なく練り上げられているものの、これだけではゲームは制作できませんね。
ゲーム内で使用するBGMや効果音、キャラクターデザインなどたくさんのものが必要になってきます。
これを全て1人で準備するのは至難の技でしょう。おそらくほとんどの人は外部のクリエイターに発注するなりします。
Unityのアセットストアではこのようなゲームに必要なものを購入することができ、ゲーム開発にかかる素材の調達などを容易にします。
金額次第ですが、プロのクリエイターの手による素材が販売されているのでクオリティの高い素材を揃えることが可能になります。
初めてUnityのアセットストアページを見た時は、こんなにゲームに必要なものが揃っているなんて・・・と感動したのを覚えています。
時間がある人はぜひUnityのアセットストアページものぞいてみてください。
Unityはいくらで利用できる?
業界でも不動の地位を築くUnityですが、これだけの高性能なゲームエンジンはいくらで利用できるのでしょうか?
答えは0円から利用できます。つまり無料で誰でも始めることができます。
一応、Unityでは4つのプランが用意されています。
- Personal:無料で利用できる
- Plus:月額4,200円
- Pro:月額15,000円
- Enterprise:企業向け。問い合わせによる
それぞれのプランに応じて出来ることが解放されていきます。
しかし、無料のPersonal版でも問題なくゲーム開発をすることができます。
なお、Unityはこちらのページから無料でダウンロードできます。
Unityをお使いのパソコンにインストールし、開発を行っていくという流れになります。
なお、無料のPersonal版はクレジットカードの登録等も不要で利用することができます。
Unityを使うにはどの言語を勉強する必要があるのか?
それではこういったUnityを使いこなすにはどのプログラミング言語の勉強が必要になってくるのでしょうか?
Unityでは3つのプログラミング言語で開発をすることができます。
- C#
- UnityScript(JavaScript)
- Boo
C#を使っている開発者が多いので、Unityを使うにはC#の勉強が必要になってきますね。
Unityが採用されているゲーム事例
C#を学びUnityを使えるようになるとどういったゲームを開発することができるのでしょうか?
以下ではUnityを使って開発されたゲーム事例を国内外問わず紹介していきます。
なお、Unityを採用している国内のゲーム開発会社は
- SEGA
- スクエアエニックス
- ガンホー
- コロプラ
- バンダイナムコ
- カプコン
どの企業も超有名な企業ばかりですね。
以下では実際にUnityを使って開発されたゲームを紹介します。
- 白猫プロジェクト(コロプラ)
- テラバトル(Mistwalker Corporation)
- 大航海時代V(コーエー)
- ドラゴンクエストVIII(スクエニ)
参照:Unityゲームリスト
先ほども説明したようにUnityでは物理エンジンを活用した3Dゲーム開発で特にその真価を発揮します。
まとめ
今回、有名ゲーム会社も採用するゲーム開発エンジンのUnityを紹介しました。
プログラミング初心者にとってC#を学習することは決して容易ではありませんが、プロが開発するようなゲームを自分も開発できるというリターンは大きなものと言えるでしょう。
また、最近流行りのVRもUnityを使えば開発することができます。
興味がある人はUnityのチュートリアルでその強力な機能を試してみると良いかもしれません。なにせ無料ですからね。ぜひとも参考にしてみてください。
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プログラミング独学のおすすめ本
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どのようにプログラミングを独学で勉強していくかのロードマップが詳しく記載されています。
ソフトウェア開発者のキャリアについても言及されているので、プログラミング初心者以外の人にもおすすめ。