新しい農業の形、アグテックとは?

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アグテックという言葉は聞いたことはありますか?

アグテックとは、新しい農業の形で既存の「農業」の分野に新しくITテクノロジーを投入していく動きです。

日本でもじわじわ、アグテックという単語が聞かれるようになりました。

 

今回は農業の未来を変える可能性を含んだ、アグテックについて掘り下げて紹介していきます。

 

アグテックってなに?なにかの略語なの??

アグテックという言葉は、農業(Agriculture)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。

2つを組み合わせてAgtech(アグテック)ですね。

 

既存の農業分野にIT技術を持ち込むことでより良いプロダクトにしたり、新しいものを生み出そうという流れを指します。

同じように金融(Finance)の分野にITを導入したものをフィンテック(Fintech)と呼びます。

 

アグテックの事例

それではアグテック関連企業には具体的にどういったものがあるのでしょうか?

アグテックの定義はかなり広範囲になりますが、例えば国内で言えば宅配のオイシックスもアグテック企業と言えます。

 

オイシックスのビジネスモデルは定額制で契約したユーザーに定期的に新鮮な野菜を送り届けるというもの。

そして、その野菜たちは農家から直接買い付けたものを使用しています。

従来であれば、生産者→JA→小売→販売店などを私たちの食卓に届くまでに複数の業者を介しますが、

生産者→オイシックス→消費者という新しい流通経路を創出しています。

ITの技術で農業における流通に変革をもたらした例と言えます。農業分野のECサイトといった感じでしょうか。

 

オイシックス以外にも生産地と消費都市圏を繋ぐ食のプラットフォーム「プラネットテーブル」もアグテック関連企業ですね。

 

これ以外にもドローンを活用して位置情報を取得し、農薬や肥料を散布する農業用ドローンをあのヤマハが開発しアメリカで導入された事例もあります。

全自動でドローンが農薬や肥料を散布し、しかも位置情報でどこに散布したのかを記録しているので散布漏れを防いだり、農家が手仕事で行なっていた散布(もしくは手動ヘリコプターで行なっていた)の作業を全てドローンに任せてしまうという画期的な試みですよね。

 

根本的に農業のあり方を変える試みも

ここまで農業にECサイトの技術を導入したものや農業ドローンを紹介しましたが、農業の概念をも覆す試みもあります。

TEDでも講演されていたケイレブ・ハーパー氏による試みですが、従来の土で育てる農業ではなく屋内でコンピュータで制御された環境で野菜を育てようという試みもあります。

動画は英語になりますが、Youtubeの翻訳機能を使えば日本語字幕でも読めます。

TED公式サイトではさらに分かりやすい日本語訳が付いています。この動画は面白いですよ!

ケイレブ・ハーパー:コンピューターが食物を育てる未来 | TED

動画の中でハーパー氏はこのように述べています。

例えば、あなたがメキシコ産のイチゴを好きとする。それは正確にはメキシコの気候で育ったイチゴが好きということなんだ。

つまり、私たちが普段、口にする野菜たちも品種の違いこそあれその味を決定付けるのは生育環境に大きく左右されているということです。

そして、その生育環境を全く同じものを再現することができれば美味しい野菜をどこでも育てられるということです。

 

農業には長年の経験と勘が非常に重要になってきますが、その農家の人が長年かけて会得する経験や勘をデータ化することができれば?そして、そのデータを皆で共有することができれば?という考えでこの野菜プラントの実験は進められています。

こうした取り組みもアグテックの最たる例と言えるでしょう。

 

ちなみにハーパー氏の研究の進捗や内容はこちらのサイトで共有されていますので、興味のある方はどうぞ。

http://openag.media.mit.edu/team/

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回、国内や海外の事例を交えてアグテックとは何なのか?という点を掘り下げて紹介しました。

アグテック分野はアメリカが先行していますが、今後日本でもアグテック関連の企業は増えてくると思います。

すでに富士通や日立、クボタも参入していますしね。

 

特に国内では後継者問題など農業の今後が心配されている問題もあるので、アグテックの流れを契機に若い世代の参入も増えてくると業界全体が盛り上がってくるのではないでしょうか。

 

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