プログラミング初心者が先生(メンター)を見つける方法
プログラミングを未経験から勉強する時、様々な選択肢があります。
- 書籍を購入して独学で勉強する
- インターネット動画で独学で勉強する
どの選択肢も個人の相性や目的に沿って選択するわけですが、メンターという存在がいればプログラミングの独学による成果は飛躍的に上昇します。
今回は、なぜメンターがいればプログラミングの独学は成功しやすいのか?
メンターを見つけることができるサービスを併せて紹介します。
プログラミング学習を独学で始めることに不安を抱いている人はぜひ参考にしてみてください。
プログラミング学習で成果を上げるメンターの存在とは?
メンター(mentor)とはどういったものになるのでしょうか?
英訳では「相談相手」「指導者」などの意味合いがあります。
つまりプログラミング学習におけるメンターとは自分が学びたい言語に対しての知見を持つ先生のような存在。
未経験者が独学でプログラミング学習を始めた場合に、ほとんどと言っていいほど(必ずと言っても過言じゃないほど)躓きます。
それは環境構築の時であったり、参考書通りにサンプルコードを書いている場合であったり。
そこから自分で調べて答えを手探りで探っていくわけですが、プログラミング学習の未経験者からすればハードルが高いですよね。
こういった時に、その障害を取り払ってくれるメンター(指導役)の存在は非常に大きなものになります
また、経験豊富な人がメンターに付けばコードの書き方や現場で使える作法など参考書には載っていない所まで聞くこともできます。
そういった意味でプログラミング学習の際に、メンターを見つけることができれば未経験者でもプログラミング学習を成功に導きやすくなります。
メンターはどうやって見つける?
それではメンターはどうやって見つければよいのでしょうか?
1番は会社の同僚や友人にプログラミングのメンターになれる人がいれば話しは早いです。
しかし、そういった環境は恵まれている方でそもそもIT業界未経験の人であればエンジニアの同僚や友人は少ないですよね。
エンジニア関係の人脈がない方はインターネット上で探すこともできます。
メンターを見つける方法はプログラミングスクールに通うか、インターネット上のコミュニティで探すという2つのパターンに分類されます。
ここではプログラミング未経験者がメンターを見つけることができるWebサービスやスクールを紹介していきます。
プログラミングスクールでメンターを見つける
メンターを見つける方法で1番手取り早いのが、プログラミングスクールでメンターを見つけることです。
すでにスクール側で用意されているカリキュラムを基にメンタリングを行なっていきますので、指導を受ける側もする側もテンポよく学習を進めることができるというメリットがあります。
学習に関する全てのことが準備されており、スクール側での指導ノウハウも蓄積されているので、学習環境は良いというメリットがあります。
しかし、これだけの環境を揃えるには手間も人も投入されている分、受講料が高くなるというデメリットもあります。
Tech Academy
プログラミングのオンライン学習を手がけるTech Academyでは経験豊富な現役エンジニアがメンターとして稼働しています。
Webサイト制作からアプリ開発、Unityを使ったゲームアプリ開発とコース内容は多岐に渡り、それぞれに経験豊富なメンターが配置されています。
なお、TechAcademyは無料体験ができるので、実際にどういった感じで受講できるのかを確認してから申し込みもできるのでプログラミング初心者にとってはありがたい。
CodeCamp
「現役エンジニアによる家庭教師」をキャッチコピーにメンターを見つけて、なおかつプログラミング学習コースも受講できるサービス。
プログラミングのオンライン学習の業界ではTech Academyと同じく存在感のあるサービスの1つです。
CodeCampでもWebデザインやアプリ開発を学ぶことができます。
Tech Camp
Tech Campは東京・名古屋・大阪・福岡でプログラミングスクールを展開する通学型のスクールだけど、オンラインにも対応しています。
通学型と学ぶ内容は同じで、分からない箇所はスカイプを使ってメンターに質問をするスタイル。
Tech AcademyやCodeCampが現役のエンジニアで構成されているのに対し、大学生がメンターの役割を担っていることが多いので、一度無料相談会などで自分が勉強したいことと提供されるレベルがマッチされているか確認するようにしましょう。
Webサービスでメンターを見つける
スクール以外にもメンターを見つけることができます。
ココナラやタイムチケットのようなソーシャルでメンターとマッチングできるサービスを利用することです。
メリットとしては時給制で請け負うことが多いため、上記で紹介したようなスクールよりも費用が安くなることにあります。
デメリットは、スクールではなく個人が家庭教師のような立ち位置で指導にあたるため十分な教材や指導内容が煮詰められていないケースがあります。
こちらは口コミ評価制度などを利用し、自分に合ったスキルの高いメンターを見つけることをオススメします。
タイムチケット
30分を売買できるコミュニティサイト。ヨガであったり、カメラ撮影の方法など様々なチケットが売られていますが、その中でプログラミングに関する相談を受けることができるチケットも販売されています。
中には有名企業のCTOや技術者がチケットを販売していることもあるので、プログラミング以外のプロダクト開発や起業に関する相談もすることができます。
ココナラ
こちらもタイムチケットと同じくワンコインでスキルを売買できるマーケットプレイスです。
たくさんのスキルを売買することができますが、その中からプログラミング相談に関するスキルも出品されています。
WOWme(ワオミー)
クラウドワークスが運営するスキルを売買できるマーケットプレイスです。
コンセプトとしてはココナラと同じようなサービスになります。
後発のサービスですが、母体のクラウドワークスは長年運営されてきたサービスなので、じわじわとユーザーを増やしているサービスになります。
番外編:teratailで質問してみる
「メンターを見つける」というコンセプトからは外れますが、プログラミングに関する質問をできるサイトteratailも併せて紹介しておきます。
teratailではプログラミングで分からない点を質問でき、無料で回答を得ることができるサービスです。(質問内容によっては回答が付かないこともあり)
上記で紹介したサービスやスクールと違い、無料で利用することができます。
思考するエンジニアのためのQAプラットフォーム | teratail
番外編:海外のサービスでメンターを見つける
Codementor
プログラミングのメンターを探せる、マッチングができるサイト。
メンターのスキルによって金額は変わりますが、15分単位で自分が希望するスキルを持つエンジニアとのメンタリングを行うことができます。
こちらのブログでは実際に日本人の方がCodementorを利用した経緯やその成果が書かれていますので、非常に参考になります。
海外のサービスなのでやり取りが英語になりますが、英語を話せる方はこういった海外のサービスを使うのもおすすめです。
プログラミングではまったら有料相談できるCodementorを使ってみた | うめのんブログ
hack.hands
プログラミングでハマった点を質問して、メンターからすぐに指導が受けれるサービスです。
プログラミング学習ではまって半日を費やしてしまった場合など、こういったサービスを活用することで時間も節約できますし、何より理解が深まるというメリットがありますね。
「メンター=無料で教えてくれる」存在ではない!
ここまで未経験者がメンターを探せる所を紹介しましたが、メンターは無料で教えてくれる便利屋ではありません。
仮に友人であっても何かを教えてもらう時は相応の謝礼を払うはずです。
他人で0から人間関係を築くのであればなおさらですね。
やはり相応の謝礼とお互いの信頼関係があって初めて生徒=メンターの関係性は成り立ちます。
teratailは無料でプログラミングに関する質問を無料で投稿することができますが、全ては善意の上で成り立っていることを忘れないようにしましょう。
他のサービスでも同じことが言えて、無料で見つけることができるメンターはほぼありませんし、無料で教えてくれる人がいても何らかの別の目的があったり、技術が低いなどの見えない問題があります。
この点はメンターを探す際には念頭に置いて、十分注意しましょう。
まとめ
プログラミング学習におけるメンターの必要性と、個人がメンターを見つけることができるスクールやサービスを紹介しました。
メンターが見つからなければプログラミング学習が失敗するというわけではありませんが、もし自分に合ったメンターを見つけることができれば確実にプログラミング学習の成功率がぐっと上がります。
特に何度も独学でのプログラミング学習に失敗した方は、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミング独学のおすすめ本
アメリカにて独学でプログラミングを学ぶ方法を紹介しているジョン・ソンメズ氏による翻訳本。
どのようにプログラミングを独学で勉強していくかのロードマップが詳しく記載されています。
ソフトウェア開発者のキャリアについても言及されているので、プログラミング初心者以外の人にもおすすめ。