プログラミングスクールに通う時に、勉強成果を最大限にするコツ

プログラミングスクール

プログラミングを勉強する時の選択肢として、プログラミングスクールに通う選択肢を取る方も多いのではないでしょうか。

しかし、プログラミングスクールにかかる費用は決して安いものではなく、期間も短いものではありません。

今回は実際にプログラミングスクールに通いRuby/Ruby on Railsを学習した経験者へのインタビューを元に、プログラミングスクールで勉強成果を最大限に発揮するポイントを紹介していきます。

プログラミングスクールの申込み前

学習の動機付けを明確にする

まず、プログラミングを勉強する上で大事なことは、自分が何を勉強して何を実現したいかを明確にすることです。

なんとなく、周囲がJavaをオススメするからなんとなくJavaを受講したという流れでは十中八九プログラミングは身につきません。

近所のプログラミングスクールがJavaを教えているから勉強してみよ、という流れではなくWebアプリケーションを作りたいのでRailsを勉強しよう・iPhoneアプリを作りたいのでSwiftを勉強しよう、という動機が1番うまくいきます。

こういった学習の動機付けがある方がプログラミング学習を効率的に行うことができます。

学習目的が決まったら遠慮なく担当者に相談を

学習目的が決まったら目当てのプログラミングスクール担当者と擦り合わせを行なうことをおすすめします。

ほとんどのプログラミングスクールでは無料相談会も行なっていますし、事前問い合わせも対応しています。

このプログラミングスクールでは自分がやりたいことを学ぶことができるのか?などの率直な疑問を担当者にぶつけてみましょう。

この時点で明確な回答を得られない場合、そのプログラミングスクールへの申込はいったん保留にした方が良いかもしれません。

先述のように、プログラミングスクールには決して安くない授業料と長い期間が必要になります。(1ヶ月〜3ヶ月)

ミスマッチを防ぐためにも受講前の下調べは入念に行います。

 受講開始後

プログラミングスクールの受講が開始したら、あとは各スクールのカリキュラムに沿って勉強あるのみです。

独学で行うプログラミング学習とは違い、各プログラミングスクールがカリキュラムを用意してくれているので、それに沿って学習をしていけば、目的とするプログラミング言語の力が身につくはずです。

ここで実際に1ヶ月半、プログラミングスクールに通った経験から見つけた学習成果を上げるコツを紹介していきます。

1)人間は忘れる生き物だということを念頭に置く

エビングの忘却曲線で有名なように人は覚えたものを端から忘れていくように出来ています。

受講が開始するとカリキュラムを先に先に消化したいと思いますが、焦らずに復習をしっかり行うようにしましょう。

カリキュラムの消化ばかりに気が取られて、気づけばプログラミングの知識が全然定着していなかったというケースはよくあります。

ずっと同じ所をグルグルと周回するのも良くありませんが、先を急ぐあまりに復習が疎かになるのも良くありません。

ここら辺のバランスが難しい所ではありますが、復習はとても大事だということを念頭に置いてカリキュラムを消化してみてください。

2)やるべきこと、やらないことを決める

プログラミングスクールの受講中に全ての範囲を網羅できれば問題ありませんが、場合によっては下記のような理由でカリキュラムを完了できないこともあります。

  • 仕事やプライベートで思うように学習時間が確保できなかった
  • 学習を開始すると内容が難しくて学習に時間がかかった

プログラミングスクールの受講期間は予め決まっています。

延長することも可能ですが時間は無限ではないので、全てのカリキュラムを終えることができない場合は、やるべき箇所とそうでない箇所に優先順位を付ける必要があります。

具体例を交えて紹介します。

例えば、Ruby/Ruby on Railsの学習コースを受講したとします。

その中にはHTML/CSSなどのカリキュラムも含まれています。

今回、受講した動機はあくまでRuby on Railsでアプリケーションを作成するためです。

Ruby on Railsでアプリケーションを作成するにはHTML/CSSの知識も必要になりますが、これらのマークアップ言語は書籍やネットでも知識を賄うことができます。

もし、受講中に時間が足りなくなった場合は何を優先して何を後回しにするのかという優先順位を明確にするのも1つの方法です。

3)自分で調べて解決するスキルを身につける

プログラミングスクールは特定のプログラミング言語を習得するための場です。
webアプリケーションを作成したりスマホアプリを作成するスキルを身につけるわけですが、この時に自分で調べて解決する術を身に付けるとその後の学習が捗ります。

と言うのも、プログラミングスクールは決められた期間でしか受講することができません。

この期間であれば分からないことがあっても何度も質問をすることができますが、受講期間が満了してしまえばまたいつもの独学に戻ります。(受講後もフォロー制度があるスクールもあります)

その時に備えて分からないことやエラーが出てきても自分で調べて自分で解決できるスキルを受講中に意識するとその後の学習成果が大きく変わってきます。

具体的な方法としては、分からないことがあってもすぐに質問をせずに、自分なりに調べて解決方法を探すことを習慣付けすることです。

さらに講師の相談し、その講師がどうやってエラーを解決したのかの手順も追うようにするとなおよしです。

プログラミング独学のおすすめ本

アメリカにて独学でプログラミングを学ぶ方法を紹介しているジョン・ソンメズ氏による翻訳本。

どのようにプログラミングを独学で勉強していくかのロードマップが詳しく記載されています。

ソフトウェア開発者のキャリアについても言及されているので、プログラミング初心者以外の人にもおすすめ。



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