【第5回】Ruby初心者向け!Rubyの変数とは?
Rubyにも他のプログラミング言語と同じように変数というものがあります。
プログラミング学習において、変数は基本中の基本となることなのでしっかり抑えましょう。
Rubyの変数とは?
参考書などでRubyの学習をしていると、「変数」という単語が出てきます。
これはRubyに限らず、他のプログラミング言語でも変数は出てくるのですが、ここでRubyの変数について掘り下げて紹介していきます。
変数とは、オブジェクトに付ける名札のようなものです。
実際に見てみましょう。
name = "Taro"
上記コードの例では、Taroという文字列に変数nameという名札付けています。
右辺のTaroが左辺のname変数に代入されたとイメージしてください。
変数は箱のようなものと聞いたけど?
他のプログラミング言語を勉強した方は「変数はオブジェクトを格納する箱のようなもの」と聞いたことがある人も多いのでは?
私も書籍で最初はそのように理解していました。
確かにプログラムで変数を説明する上で「箱」という表現はよく耳にします。
しかし、箱というよりも「名札」と表現した方が適切でしょう。
あくまでどこかにある、オブジェクトへの参照を名札という形で管理しているということです。
Rubyの変数を使ってみよう
冒頭でも少し紹介しましたが、Rubyの変数を実際に使ってみましょう。
Rubyの変数を扱う時のお作法は
変数 = オブジェクト
この形となります。なお、変数名には自分の好きなものを使って構いません。
しかし、後からコードを見返したり他の人がコードを見る場合に分かるように分かりやすいものを付けましょう。
name = "Taro"
p name => “Taro” #出力結果
なお、変数の中身を出力する時はpメソッド、もしくはputsメソッドを使います。
変数にメソッドを使ってみる
変数にはメソッドを使うこともできます。様々なメソッド用意されています。
先ほどの例では文字列(Stringクラス)「Taro」を変数nameに代入しました。
ここで、文字列の長さを返すlengthメソッドを使ってみましょう。
変数にメソッドを使う時の書き方は変数名.メソッド名この形になります。
変数名とメソッド名の間にドットを入れることでメソッドを使うことができます。
実際に使ってみましょう。
name = "Taro"
name.length => 4 #出力結果
文字列が4つであるという結果が出力されましたね。
ちなみに変数にメソッドを使う方法でなくても、オブジェクトに直接使うこともできます。
"Taro".length => 4 #出力結果
今回は練習用に短いコードを書いていますが、実際に何かを作る時にはコードは長くなります。
そういった時にオブジェクトに名札を付けることができる変数は力を発揮するので、しっかり覚えておきましょう。
▼関連記事
【第1回】Ruby初心者向け!ターミナルで動くコードを書いてみる